Monochro world
「ま、真っ赤ちゃうわ!」
翔太はそう言うとさらに顔を赤くした。
「何イチャイチャしてんのー?」
「「!!」」
突然後ろからやる気ない抜けた声が聞こえてきた。
「あ、皆実君…。」
忘れ物でもしたんかな?
てかこの前告られたばっかやん!?
普通にしとってかまんのかな…?
「ゆ、う、た、くーん!なに人の彼女口説いてんねん!!」
気付けば翔太は皆実君の首を腕で絞めていた。
「うぇ!翔太!!本気で絞めんなや!」
皆実君が逆転して翔太の首を絞めている。
「お…お前があかんねやろ!」
ま、まだ続ける気か?
何か決着が付きそうにないな。
「あんたら…」
「「え?」」
「ええ加減にしぃや!!」