Monochro world
ペシペシッ!!
「いったー!」
「俺まで殴ることないやろ!」
二人とも頭を押え、皆実君はオーバーリアクションを取り、翔太はふて腐れたようにしている。
「いつまで痴話喧嘩続けるやったんよ!」
私は腕を組んで二人を見た。
そんな彼はお互い一瞬見て、声を揃えて言った。
「「澪が止めてくれるまで。」」
「はぁ!?」
まったく!
結局私が止めなあかんかったんかいな!!
「もうええわ!解散や!」
次は私がふて腐れて教室を出て行った。
「待ってーな!」