Monochro world


ペシペシッ!!



「いったー!」


「俺まで殴ることないやろ!」



二人とも頭を押え、皆実君はオーバーリアクションを取り、翔太はふて腐れたようにしている。



「いつまで痴話喧嘩続けるやったんよ!」



私は腕を組んで二人を見た。


そんな彼はお互い一瞬見て、声を揃えて言った。




「「澪が止めてくれるまで。」」



「はぁ!?」




まったく!


結局私が止めなあかんかったんかいな!!



「もうええわ!解散や!」




次は私がふて腐れて教室を出て行った。



「待ってーな!」



< 27 / 187 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop