Monochro world
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チーン…。
エレベーターの扉が開き、優太がエレベーターを降りた。
「ありがと。」
私はいつものように素っ気なくお礼を言うと、優太もいつものように優しく微笑む。
それを自動に扉が閉まるまで見た。
…何か今日は変やったなぁ。
優太もかなりおかしかったし…。
「━━ママァ…。」
「ん?宇美どうした?」
ボンヤリと考えていたら背中にいる宇美がぐずりだした。
「うわぁ~~ん!」
「よいしょ、よいしょ~!宇美のお家に着いたよ~!」
ガチャリ…
泣き止まない宇美をソファーに座らして、台所に向かった。
「宇美~!ご飯作るから大人しくしといてなぁ!」