Monochro world
「━━うん…。」
目尻に涙を微かに残して宇美は、テレビを見だした。
やっと大人しなったわぁ…
安心した私は、すぐに宇美に食べさせるチャーハンを作り始めた。
━━━━━……
「宇美ー!ご飯できたよ?」
「━━!!食べるぅ!」
ソファーからピョンっと飛び降り、パタパタとテーブルまで走ってきた。
イスに座った宇美はチャーハンをパクパク食べながら、突拍子ないことを口にした。
「宇美のパパはどこにおるん?」
「え?」