Monochro world
「ママ、キレー!!」
撮影を控え、椅子に座っていたら宇美が目を輝かせてくっついてきた。
「ふふ…。宇美もめっちゃ可愛いで?さすがは私の娘って感じや♪」
「わーい!!」
嬉しそうにはしゃぐ宇美にみんな笑顔になっていた。
「あんまりはしゃぐと転けるから、ここに座っとき?」
「はーい!」
私に注意されても、相変わらず楽しそうに私の隣に腰をおろした。
「あ、宇美ちゃんの番や。さ、行こうか?宇美ちゃん。」
「え…?」
佳英の発言に不安気な表情を浮かべる宇美。
「ママも一緒に行くから安心し?」
にっこり微笑むと宇美は安心したのか笑顔になった。