Monochro world
「澪…お前はええんか?」
「え?」
何かと思い振り返ると、眉間にシワを寄せ、苦しそうな優太がいた。
「かまへんよ?なぁ、宇美?」
「うん!ゆうちゃんと一緒に写真撮りたい♪」
宇美と共に笑顔で優太を見ると、優太は目を見開いた後、にっこり優しく微笑んだ。
「ありがとな。」
『それじゃあ撮りますねー!』
「はい、お願いします。」
この日めっちゃええ思い出ができた。
私は世界一の幸せ者や。
あの日から考えると、今、私がこんなになるなんて思わんかった――――――……