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第一章・引きこもり症候群
「働かざる者、食うべからず」


マスターに拾われた日から耳にタコが出来る程、聞かされた教訓。



僕はマスターと共に暮らす前に2つの条件を突きつけられた。



1つは「当たり前の子供として生きる」―――



要は学校(当時の年齢なら幼稚園)に行って当たり前の常識を学べと言う選択肢。




もう1つは「私の下で働け」―――



それは学校にも行かず、マスターの店・RAINBOWで働くと言う選択肢。




その2つの選択肢を前に僕が選んだのは・・・





2つ目の「私の下で働け」と言う選択肢。



それが僕の選んだ生活だった。
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