Chocolate concerto-三村カルテット物語-
「読まない。俺は誰とも付き合う気無いし。」

「うはっ、あんさん鬼や~。」

「俺のことをわかってくれる奴は一人で充分だ。」

「えっ。それって何気に“彼女がいます宣言”?」

すかさず松浦が碧海の言葉尻に食いついてきた。
その一言に、僕と浩史は大げさに仰け反った。
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