Chocolate concerto-三村カルテット物語-
「タイチ、おはよう。」

背後から、ウーチャンののんびりした声が響く。
僕は驚き3センチ程飛び上がって声の主を振り返った。

「あっ、ウーチャン。おはよ。」

「見たぞぉ~。」

ウーチャンが、僕の顔を覗き込みニヤリと笑った。

「見たな~。」

僕もふざけて切り返す。
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