14才の地図
Action-1. The girl meets the girl
あっつい。
さっきから、校長の説教が、うだうだうだうだ続いてる。
「君達は、中学生としての自覚と節度を守って、有意義な夏休みを…」
自覚と節度かぁ…。
やっちゃいけないことを、勝手に決められ、押しつけられて、未成年だからとか、子どもだからなんて、半人前扱い。
やんなっちゃう。
大人だって、自覚と節度がない奴、いっぱいいるじゃん。
だらだら長い終業式。
校長は、声をはりあげるけど、結局、いつもと同じ事ばっか、繰り返してる。
校長の『くんわ』なんて、誰も聞いていないのに。
「ねえっ! マック寄ってこ」
えーこが、あたしの腕を引っ張る。
えーこは、シェイクがお気に入り。
「でもぉ、あたし、ケンタのオレンジシャーベットがたべたぁい」
じりじり、じりじり。
真夏の太陽が照りつける。
ああ。とけちゃいそうに、暑い。
「シェイクぅ!」
「やーだっ! オレンジシャーベットぉっ!」
あたしとえーこの、不毛な戦いは、続いた。
さっきから、校長の説教が、うだうだうだうだ続いてる。
「君達は、中学生としての自覚と節度を守って、有意義な夏休みを…」
自覚と節度かぁ…。
やっちゃいけないことを、勝手に決められ、押しつけられて、未成年だからとか、子どもだからなんて、半人前扱い。
やんなっちゃう。
大人だって、自覚と節度がない奴、いっぱいいるじゃん。
だらだら長い終業式。
校長は、声をはりあげるけど、結局、いつもと同じ事ばっか、繰り返してる。
校長の『くんわ』なんて、誰も聞いていないのに。
「ねえっ! マック寄ってこ」
えーこが、あたしの腕を引っ張る。
えーこは、シェイクがお気に入り。
「でもぉ、あたし、ケンタのオレンジシャーベットがたべたぁい」
じりじり、じりじり。
真夏の太陽が照りつける。
ああ。とけちゃいそうに、暑い。
「シェイクぅ!」
「やーだっ! オレンジシャーベットぉっ!」
あたしとえーこの、不毛な戦いは、続いた。