14才の地図
Action-6. Set fireworks
昼頃、朽木が迎えに来た。
怒ってたから、来ないかと思ったけど、ちゃんと、来た。
あたしは、エリのおさがりのサイケなTシャツを着て、外へ出た。
「おはよーっ」
太陽が真上でぎらぎらしてんのに、おはよーもないもんだ、と思いながら、挨拶した。
「おぉ」
朽木の、笑顔。
ちょっと、胸が、きゅんとした。
「乗れよ」
「うん」
タンデムシートに、よじ登る。
朽木は、ひょいとスタンドを払った。
「ねぇ。ガタが、バイク教えてくれるって言ってたんだけど、まだ、有効かなぁ?」
「あ? 知らねーぞぉ」
「朽木が、ボコボコになってた時、約束したのぉっ」
「あんまり、ボコボコってーのを、強調すんでねーの」
「だって、ホントのことじゃん」
がちゃん、とギアをローに落とす。
怒ってたから、来ないかと思ったけど、ちゃんと、来た。
あたしは、エリのおさがりのサイケなTシャツを着て、外へ出た。
「おはよーっ」
太陽が真上でぎらぎらしてんのに、おはよーもないもんだ、と思いながら、挨拶した。
「おぉ」
朽木の、笑顔。
ちょっと、胸が、きゅんとした。
「乗れよ」
「うん」
タンデムシートに、よじ登る。
朽木は、ひょいとスタンドを払った。
「ねぇ。ガタが、バイク教えてくれるって言ってたんだけど、まだ、有効かなぁ?」
「あ? 知らねーぞぉ」
「朽木が、ボコボコになってた時、約束したのぉっ」
「あんまり、ボコボコってーのを、強調すんでねーの」
「だって、ホントのことじゃん」
がちゃん、とギアをローに落とす。