先輩、大好きっ!



はぁー。ビックリした。
渋谷先輩…すぐ冗談言うんだから。それにあんな綺麗な顔で言われたら…


「あーっ!!」


私には武先輩がいるんだからっ!!他の人にときめいちゃダメっ!!


「よしっ!!」


「あの………」


「はい!」


わぁ、綺麗な女の人…


「野球部はどこですか?」


「野球部なら、こっちですよ。」


「ありがとう。案内してもらえますか?」


「はい!」


誰だろ?生徒かな…?
でも、これだけ綺麗だと絶対覚えてるし…ん〜、


「何年生?」


「一年生です。野球部のマネージャーやってます!」


「じゃぁ、合田武って知ってる?」


「は、…はい。」


武先輩…?


「今日はね、武に用があって来たの…」


「そっ…そうなんですか、」


「それと武の野球してる姿久しぶりにみたくてね。」


「…………」


この人と先輩の関係は?


「あっ、ここね。ありがとう。」


「いえ、では………」


私は急いで休憩中の皆にお茶を配った。


「……………」


あの人は…キョロキョログランドを見ていた。
武先輩を探してるんだ…


「たけしーっ!!」


私が武先輩にお茶を渡そうとした時…可愛い声が響いた。…見つかった。


「……明音?」


明音さんっていうんだ…。
先輩は私からお茶を受け取って明音さんのもとに行った。



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