先輩、大好きっ!



「誰だかわかんない〜!」


明音さんは名前を挙げるのに飽きたのか、やっと諦めてくれた。よかった…


「明音さんこそ、どうして野球部のマネージャーに?」


………聞きたい、武先輩とどうゆう関係なのか。


「それはね〜…………武がいるから。」


「………」


「武が野球してる姿見たいから。武が好きだから…よ。」


私だって…私だって………っ!


「わっ、私もですっ!」


言った…


「え?」


明音さんは大きな目をもっと開いて…驚いた後…笑った。


「なっ、なにが可笑しいんですか?」


「ははっ、あなたが…武を?」


…っ!


「好きになるのは自由です!」


「言うわね。でも武は無理よ…諦めて。」


「どうしてですか。」


「武は私のだから…あなたなんかには無理。」


「私のって…付き合ってるんですか?」



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