先輩、大好きっ!



「あっ、たーけーしー先輩っ!!」


「世奈…うるさい。」


コツンと頭をつかれた。
でも、それさえも嬉しい。


「明音さんは…」


武先輩は朝、明音さんのところに行っていた。


「大丈夫。あいつは俺に甘えすぎてただけだから。」


「そうですか…」


心配だな…またお見舞いに行こ…


「本当、お前はいい奴だな。」


「え?」


「いや…」


曖昧な返事を残し…練習に行った武先輩。
本当、カッコいい。


あの時、私を助けてくれたのが武先輩で良かった…じゃないと私は今、ここにいないんだから…


先輩、本当に大好きですっ!これからも覚悟しといて下さいねっ!





★END


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