先輩、大好きっ!
「しっかり捕まれよ…」
「はい………」
自転車は凄いスピードで学校まで向かった。
「遅刻だな。」
学校についたのは8時35分………5分遅刻。
どうしよ…テスト受けれるのかな?
「大丈夫だって……先生とこ行くぞ…」
「はい………」
不安なはずなのに…この人の言葉のおかげで私はどこか安心していた。“大丈夫”って思えた…
「先生…」
先輩につれて来られたのは職員室。
「合田!!何、やってるんだ?今日は学校立ち入り禁止だぞ。」
合田って言うんだ…
「あっ…俺は…」
合田先輩が私のせいで怒られる…と思ったら後ろからまた違う先生が出てきた。
「合田…?オマエ今日は大会の抽選市橋のついてくんじゃ…」
え………?!
大会の抽選って大事なんじゃ……
「駅むかってたらこの子がいて…足、怪我してるみたいなんです。だから送ってきました。」
「…………」
先生達が私を見る…