君の名前
「はぁ・・・」

私は大きくため息をもらして、階段を下りた。

そこには、しーんと静まりかえる、リビング・・・・。

私はとりあえず、氷を出して、袋にいれて、目に当てた。

腫れてたら学校行けないよ・・・・。

そして、また上にあがった。

着っぱなしだった、制服はシワがいった。

それを、私は、ハンガーにかけて、そこにたたんであった、

大好きなキティちゃんの着ぐるみを、着た。
美雪ちゃんと一緒に買った。
美雪ちゃんは、うちこんな柄じゃないってば~って言ってたけど、

私が超おねだりした。

化粧も落とした。

することないなぁぁ・・・・。

私はベットに、寝転んだ。

すると・・・。

ピーンポーン・・・。

誰だろ・・?

私は、郵便物かな?とか勝手に思い込んで、
この格好のまま下に向かった。

がちゃ

「はい」

私は、持ってたハンコを落としてしまった。

「悠クン・・・・」

そこには、金パツの制服のままの悠くんがいた。

「ほい。」

悠くんは、落としたハンコを手に持って、私に渡した。

「あ・・・ありがと」

緊張する・・・・。


「ど・・・どうしたの・・・・?」

緊張で、声が裏返った。

「話あんだ・・・ちょっといい?」

「うん・・・・・」

私は玄関を閉めて、悠くんの後ろを歩いた。

今になって、キティちゃんの着ぐるみを
後悔した。

ここはそんなに人通らないけど・・・
こんな適当な格好見られたくなかった・・・。

しかもスッピンだし・・・・。

学校にはバッチリ化粧していくし・・・・。

悠くんは、近くの公園に入った。

そして、ベンチに座った。

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