君の名前
そりゃ・・・言うよ・・・。

「そしたら・・・・」

悠くんは次の言葉をためらった。

何・・・?

悠くんは、空を見上げた。

その目は、涙であふれてた。


私は、涙がこぼれた。

「っ・・・・」

「俺の彼女は、美奈に嫌がらせ、させられたんだ・・。
でも、あいつは、頑張ってたんだ・・・・。」

私は、涙をぬぐった。

「美奈は彼女を・・・ほかの男にレイプさせた・・・。」

「うそっ・・・・」

私は涙をとめることが出来なかった。

「んで、自殺したんだ・・・・・」


私は泣いてはいけないと思ってたけど、
涙がとまらなかった。

美奈ちゃんひどいよ・・・。


「ふぇっ・・・・」

私は声をもらしてしまった。

「引いただろ・・?」

「ひかないよっ・・・」

私は一生懸命に、首を横にふった。

「美奈のことまじ許せねぇ・・・でもあいつがいないと
俺らは生活できね~」

悠くんの目は、悲しみと悔しさでいっぱいだった。

「私っ!!!」

私は、ベンチから立ち上がって、悠くんの前に立った。

「優・・・?」

私は、涙でグチャグチャになった顔で
思いをありのまま伝えた。

「私がっ!!!!!!私が悠くんの力になるよっ!!!!
こんな、泣き虫じゃ・・・ふぇっ・・
力になんないかもだけど!!!!
悠くんが、泣いてるときは励ましたいし・・・
笑ってるときは、一緒に笑いたい!!!!
私は、悠くんが好きっ・・・!!!!!
好きだよぉ・・・私もバイトして頑張るからっ!!!!」


悠くんは、弱弱しい笑顔を向けた。

悠くんは、私をやさしく抱きしめた。






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