君想い
なんとか肩を揺らして起こそうとする。
が…
う"ぅ起きない。
「香取くん!」
流石にイラッと来た
私は、思いっ切り
大きな声を出した。
ん"…
『んだよ。うっせぇな。』
起きたぁ…。
「お前入学早々居眠りか?石崎が起こしたんだからな!」
やっ先生?
あんたが起こせっていったんでしょ!
『石崎…誰?』
寝起きで不機嫌な
香取くんが答える。
「お前の隣りだ。」
そう担任は言って、
笑った。
いやいや…
別におかしくないじゃん。
香取くんは、隣りと
言われて流石に気付
いたのか、、
こっちを向いた。
『あんたか。』
と呟いた。
は?
"あんたか"って…
人がせっかく起こしてやったのに!
何よこの人!
そう思っていると、
『なぁ。名前は?』
話掛けないでよ!
『シカト?人の睡眠
邪魔しておいて。』
ムカッ
「何よ!寝てる方が悪いんでしょ。あたしはあんたの隣りだから、仕方なく起こしたのよ!」
フッ
『話せんじゃん。で名前は?』
な゛、なにがおかしいのよ!
「あなた人の話聞いてる?」
『うん。だから名前
は?』
う"ぅ…
「石崎李歌。」
『李歌か。これからよろしくな?お隣りさんとして!』