High☆オタクダーリン



そう言ってその人が私の腕を引っ張ってきた時、








「柚葉!!!」





准の声が聞こえた。







ううん。
こんなところに准がいるはずない。






だって准は引きこもりだし、私のこと名前で呼ばな・・・・・





「柚葉!!!」





そう思っていると本当に准の姿があった。








幻聴でも幻覚でもなくて。










――・・・この時、私は昔のことを思い出した。








あれは私達が小学生だった時。









私が小学生の頃のいじめっ子にいじめられている時、






「柚ちゃん!!」





そう言って救ってくれたのは准だけだった。





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