ヘタレサンタがやってきた!
私はその雪車を元に戻そうとして、周りに散らばっているプレゼントらしき袋を避けた。
「・・・おい、何やってんだよ」
「早く行く為の準備。
ほら!陸はサンタクロースなんでしょ?!
子供達にプレゼント配るんでしょ?!
手伝ってよ!!」
私はそう言って陸にプレゼントの袋を渡した。
すると一瞬目を丸くしてから、陸が微笑んだ。
「お前変わってる奴だな・・・」
「変わってて結構。
どーせ私は彼氏もいない寂しい奴ですから。
ほら!早く準備しよ!!」
と言って私も笑って陸を見てから、準備を一緒にし始めた。