ヘタレサンタがやってきた!
――それから、
私達は沢山のプレゼントを沢山の家まで運んで行った。
陸は毎回のように転んだけど、でも毎回のように立ち上がってプレゼントを配っていた。
私もそれを手伝いながらプレゼントを配った。
―――そして全てのプレゼントを配り終えたのだった。
「完了だな!!」
「うん!!」
私達は最後の家へ配り終えた後の雪車で笑い合っていた。
・・・・・でも、もうすぐお別れだ。
プレゼントを配り終えた今、そして只今午前3時。
つまりはもう家に帰らなければならない。