ヘタレサンタがやってきた!
痛い・・・・・。
ってことは今、目の前で見えるこの光景は・・・・・
「げっ、現実?!」
「気づくの遅くね?」
サンタクロースの男の子に突っ込まれて、私は我に返った。
「あなた・・・・・どちら様ですか?」
「取り敢えず中に入れろ。俺ずっと外にいたから寒いんだよ。
そしたら教えてやる」
「えっ?!」
中?!ってことは私の部屋だよね?!
ヤバくない?
クリスマスイブに知らない男の子と二人っきりって・・・・
「別に変なことしないからとっとと入れろ。つーか勝手に入る」
そう言ってずかずかとお構い無して入っていってしまった。