《短》手紙から始まる!?
「みさトンどうしたーの?ポケーとして。」 


隣に座っていた香美が私に聞いてきた。それにわたしは、周りを気にして小声で。 


「うーん。なんかさぁ、今日何にもなかったなぁーと思って。あの手紙何だったのかなぁ?」


香美も声を潜めて、 


「そうだねぇ、今日はチョーチャンスだったのに。」

二人して悩んでいると、むかい側に座っていた太一君が話しかけてきた。
    

「なーに、内緒話してるのお二人さん。」


「えっ?えーと、なんでもな「ヒミツ」」 


私があわてて、こたえようとしたら香美が遮っていった。 


「秘密って、ちょっとひどくないか?なぁ、戸館?」 

となりの学くんに振ってみたけど、


「うるさい。今、いいとこなんだ。早智さん、やっぱりあの作品は・・・・・・・」 


みごとに玉砕された。学くんは早智と映画の話しで盛り上がっていて取り合わない。


うわぁー。太一くんしょぼんとしてるよ?大丈夫かなぁ?
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