マイワールド
「肝心の相川さぁん?
どう思います?」
明はそう言いながら、跳び箱に戻った。
「……。
レミのこと、何か知らない?」
思ってもいなかった言葉が飛び出した。
「は?」
「何で……?」
私は、レミのことを詳しく話した。
スパイのことから、急に仲良くなったことまで――。
「おかしいでしょ?
だって、私、裕也の彼女だよ。
普通、恨んでるでしょ?
仲良くしようなんて、
何かあるとしか思えないよ。」
「おまえがすぐに『イェス』って言うからいけないんだよ。
これからはスパイ以外のことに利用されるんじゃねぇ?」
裕也が人差し指を立てた。
「まぁ、断れなかった私が一番悪いんだけどさ。
強くなりたいなぁ。」
「……まぁ、俺と明でもいろいろ探ってみるよ。
なんかあったらまた言ってくれ。」
なんだか、話は中途半端に終わってしまった。
「あ!
無理しなくていいからね。
私のためにそんなに時間使う必要なんて無いからね。」
私は思い出したように言った。
「気にすんな!
サッカー以外は暇だから!
なぁ、明!」
「あぁ!
裕也の彼女だし!
それに、俺の方がかっこいいことしたら、
相川と付き合えるかもしれないし!」
二人は幸せそうに笑った。
「ありがとう……。」
どう思います?」
明はそう言いながら、跳び箱に戻った。
「……。
レミのこと、何か知らない?」
思ってもいなかった言葉が飛び出した。
「は?」
「何で……?」
私は、レミのことを詳しく話した。
スパイのことから、急に仲良くなったことまで――。
「おかしいでしょ?
だって、私、裕也の彼女だよ。
普通、恨んでるでしょ?
仲良くしようなんて、
何かあるとしか思えないよ。」
「おまえがすぐに『イェス』って言うからいけないんだよ。
これからはスパイ以外のことに利用されるんじゃねぇ?」
裕也が人差し指を立てた。
「まぁ、断れなかった私が一番悪いんだけどさ。
強くなりたいなぁ。」
「……まぁ、俺と明でもいろいろ探ってみるよ。
なんかあったらまた言ってくれ。」
なんだか、話は中途半端に終わってしまった。
「あ!
無理しなくていいからね。
私のためにそんなに時間使う必要なんて無いからね。」
私は思い出したように言った。
「気にすんな!
サッカー以外は暇だから!
なぁ、明!」
「あぁ!
裕也の彼女だし!
それに、俺の方がかっこいいことしたら、
相川と付き合えるかもしれないし!」
二人は幸せそうに笑った。
「ありがとう……。」