マイワールド
「成績で学校決まるんだよね……。

卒業したら、離れちゃうんだぁ……。」

私は急に心細くなった。

「まぁ、まだ一年あるし!

今からそんなこと考えなくたって大丈夫だって!」

明が腕を頭の後ろにやって言った。

「まぁ……そうだよな!

三年になってクラス変わったって、
また体育倉庫に集合すればいい話だし!」

裕也が私の背中を軽く叩いた。

「だね!」

私は裕也に叩き返した。
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