マイワールド
「どっか行く?」

「ぶくろっち買いに行こ!」

「何それ?」

「いいからついてきて!」

再び自転車を走らせた。


何だか幸せだ。

このままずっと裕也と一緒にいたい。

笑っていたい。

笑うって幸せだ。

「『ぶくろっち』ってこれかぁ。」

裕也は大きな福袋を持ち上げて言った。

「イェス。」

私はウインクをした。

「買うでしょ?」

「もちろん。」

大きな袋を一つずつ買い、
抱えて店を出た。
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