マイワールド
「おまえ、大物になりそう。」
裕也がつぶやいた。
「私?」
「あぁ。
なんかベストセラーとか書きそうな気がする。」
「なんで?」
「なんか、常に考えてることが他の人と違うからさ。
俺もそうだけど、クラスの奴らなんて、
みんなその場しのぎだから。
常にかっこよく、可愛く見せることしか頭にないよ。
それか嫌われないようにするか。
普通、今なんか『むかつく』って言うぜ?
誰だって。
おまえ、常に、正しいこととか考えてるだろ?」
「……。」
私は吹き出してしまった。
確かにそうかもしれない。
毎日毎日、いろいろな言葉を聞いて本当のことを探している。
そんなものはないかもしれないけど、
それが私の生き甲斐になっている。
「何で笑うんだよ?」
「見てくれてるんだなぁ、
って思って。
私のこと。」
すると、日焼けした裕也の顔が真っ赤になった。
「だ……だからさ……。
この前、『おまえが純粋だとは思えない』って言ったの……嘘……だから……うん。」
裕也は照れ臭そうに私から目をそらした。
「それが言いたかったの?
何だぁ。大丈夫。
そんなの忘れてたから。」
私は歯を見せて笑った。
裕也がつぶやいた。
「私?」
「あぁ。
なんかベストセラーとか書きそうな気がする。」
「なんで?」
「なんか、常に考えてることが他の人と違うからさ。
俺もそうだけど、クラスの奴らなんて、
みんなその場しのぎだから。
常にかっこよく、可愛く見せることしか頭にないよ。
それか嫌われないようにするか。
普通、今なんか『むかつく』って言うぜ?
誰だって。
おまえ、常に、正しいこととか考えてるだろ?」
「……。」
私は吹き出してしまった。
確かにそうかもしれない。
毎日毎日、いろいろな言葉を聞いて本当のことを探している。
そんなものはないかもしれないけど、
それが私の生き甲斐になっている。
「何で笑うんだよ?」
「見てくれてるんだなぁ、
って思って。
私のこと。」
すると、日焼けした裕也の顔が真っ赤になった。
「だ……だからさ……。
この前、『おまえが純粋だとは思えない』って言ったの……嘘……だから……うん。」
裕也は照れ臭そうに私から目をそらした。
「それが言いたかったの?
何だぁ。大丈夫。
そんなの忘れてたから。」
私は歯を見せて笑った。