マイワールド
チャンスは後二回。


――大丈夫。

俺とランはこんなもんじゃない。


ランが戻ってくると、
中栄はもう一度気を引き閉めた。


今度は少し軽く投げた。


五メートル、十メートル。

回転があまくて、
十メートルのところで落ちてしまった。

「なんで……」

少し苛立ってきた。
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