マイワールド
「もう、二十二人目になるよ。
こうやって、動物好きの人がここに来るのは。
ま、中学生さんっていうのは初めてなんだけどね。」
星川さんは、にこやかに言った。
「そうですか。」
裕也はそれだけ言った。
きっと、返す言葉が見つからなかったのだろう。
私だって、もし『怖い』という気持ちがなかったとしても、
そう返していたはずだ。
「何か僕に質問とかある?」
星川さんは裕也の受け答えなどお構いなしに続けた。
「……。」
「……。」
沈黙が続く。
「あ、ごめん!
単刀直入にそんなこと聞かれたって、
どうしたらいいかわからないよね。」
「あ、いえ……。
すみません。」
今返したのは私だった。
「もっと二人ともリラックスしてよ!」
星川さんは歯を見せてにこりと笑い、
正座を崩した。
すると、なぜか裕也も正座を崩し、
星川さんと笑いながら見つめ合い始めた。
よくわからない。
何かのアイコンタクトをしているのだろうか。
いや、そんなはずはない。
私はなぜか恥ずかしくなって、ついに正座を崩した。
こうやって、動物好きの人がここに来るのは。
ま、中学生さんっていうのは初めてなんだけどね。」
星川さんは、にこやかに言った。
「そうですか。」
裕也はそれだけ言った。
きっと、返す言葉が見つからなかったのだろう。
私だって、もし『怖い』という気持ちがなかったとしても、
そう返していたはずだ。
「何か僕に質問とかある?」
星川さんは裕也の受け答えなどお構いなしに続けた。
「……。」
「……。」
沈黙が続く。
「あ、ごめん!
単刀直入にそんなこと聞かれたって、
どうしたらいいかわからないよね。」
「あ、いえ……。
すみません。」
今返したのは私だった。
「もっと二人ともリラックスしてよ!」
星川さんは歯を見せてにこりと笑い、
正座を崩した。
すると、なぜか裕也も正座を崩し、
星川さんと笑いながら見つめ合い始めた。
よくわからない。
何かのアイコンタクトをしているのだろうか。
いや、そんなはずはない。
私はなぜか恥ずかしくなって、ついに正座を崩した。