マイワールド
「あの、星川さん、
狩猟ってどんなことだか教えてもらってもいいですか?」

裕也が馴れ馴れしく質問した。


一体、二人の間に何が起きたのだろうか。

「それはね……」

星川さんは待っていましたとばかりに、
大きく鼻で息を吸った。

「僕は命と向き合いながらやるべきことだと思っている。」

私は耳を疑った。

『殺し』が命と向き合うことだと思っているなんて、
許せない。

「彩音ちゃん!」

星川さんは、私と目を合わせた。

「はい?」

私は険しい表情で返した。

いつの間にか、『怖い』という気持ちはなくなっていた。

「僕の言うことが正しいのか、正しくないのか、
それは自分で考えてくれ。

正直、僕にだって、何が正しいんだかなんてわからない。」

星川さんは怯むことなく、
私の目を力強く見つめた。


『絶対にあなたが間違っている』――。

私は心の中で何度もそう言った。

「狩りはスポーツじゃないんだよ。」


『そのとおりだよ。』

心の中で呟いた。


私は星川さんの話を最後まで聞くことにした。

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