マイワールド
翌日。
「おはよう!」
「おはよう!」
下駄箱で、恵子と朝の挨拶を交わした。
と、その時気付いた。
レミの上履きが下に落ちている。
「恵子……」
私は絞り出すような声で言った。
「ん?」
「これって……」
私は下にある上履きを指差した。
恵子は人差し指を口にあてて、
「内緒ね。
あかりとゆいとネーヤアとウチだけの秘密。」
憎たらしい笑顔でそう言った。
「教室行こっ」
「うん……」
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