I need you
「かなちゃーん!遅れるわよー!」



毎日おなじ時間くらいにする母の声。


「わかってるー」



顔を洗って寝癖をアイロンで直しワックスを適当に髪の毛になじませた。


こんなもんでいっか…


玄関においてある弁当をかばんにいれ、



「いってきまぁーーすっ」



といつものように家を出た。
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