俺が欝?
結果、生意気なガキになり、その流れで自意識過剰になっていった。

同じくして、成績のよい人間はそれだけで説得力を持つ機会が多い事に気がつき、学業に全勢力を注いだ結果、一流と言われる高校、大学、会社へと進むことになった。

そのプロセスは常に自分の信じる道のみを回りを見ずにひたすら驀進するというやり方しかなかったし、それが正しいと信じて止まなかった。

という話しをゆっくりした所。

「それだけ認識していれば充分ですよ。ただね、全力疾走にも体力的・環境的に限界があることは分かったでしょ?」

「たぶん今がその時期なのではとうっすら感じてます。」と返した。

「剛速球ピッチャーだって、年とともにスピードが落ちるし、変化球がないと相手に打たれやすいでしょ?それと同じですよ。だからといって全力疾走するということを否定してはいけません。それはあなたの才能だし、それで今の地位を築いたのは事実だから。今後は変化球を投げるというオプションを作りましょう!」

というエッセンスをくれたところで、予約の時間が終了し、次回の予約を取った。

以前、会社で紹介されたカウンセラーの時は話をしても、うわべだけの回答しか返ってこず、あまり信用
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