たまごやき〜先生と私
「こらっ!仲良くやりなさいって言ってるでしょ!」
タカちゃんは激怒した。



「だってこいつが・・・」

ウチはサッカーボールを手に持っている。


だから、試合を続けられない。



なんだか、よく分からないけど、体が勝手に突っ走る。



当たり前だけど、原田も黙っていられないって感じだ。
だけど、タカちゃんが、おとなしく見ていようと言った。


ウチは彩にこう言った。
「さっきから、舌打ちしないでって言ったじゃん。みんなが嫌なのい!や!なの不愉快。
しかもさっきやめてって言ったじゃん・・・。」



そう、さっき彩にウチがやめてって言ったにも関わらず、相手の足とぶつかって、舌打ちしたり、思い通りにならないで、舌打ちしたの。

サッカーボールを地面に置いた。


深呼吸して・・・


覚悟した。


「もういい、こんな授業やってられない。下らねー」



ビブスを脱いで、走った。なんだかよく分からないけど、走れって神様が言ってるみたい・・。

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