たまごやき〜先生と私
俺が横浜までついて行くことに。




「由佳、お母さんが危ないって。」

俺はみんなに聞こえないよう小さく由佳に耳打ちした。



由佳は固まってしまった。


「は??今更、何??無縁の人に会いに行けなんてふざけた話だよ。もう、あの人のことお母さんだって思ったこともないし。」


「それは違う。お前が今、ここにいるのはお母さんがいるからだよ。」




由佳は黙る。






「分かった。行けばいいんでしょ。」
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