たまごやき〜先生と私
家に帰り、疲れたウチは夕飯の支度に取り掛かろうとした。

その時、電話がかかってきた。


父さんからだ


「もしもし。何、父さん??」

「夕飯作っちまったか??」

「今からやるとこだよ♪」

「今日は夕飯の用意しなくていいからな。おじさんのとこから呼び出された。俺もお前も」

心の中でどんだけ呼び出しされんだと思いながら
「分かった。待ってるね。」
と、言って電話を切った。


おじさんの所から呼び出しされるなんてよくあること。

冬になると鍋をやる日は必ず呼んでくれる。
今日もそうだと思っていた。

< 20 / 245 >

この作品をシェア

pagetop