ショートショートの林
ドンッ!
「うあ!いてて・・・。あ、大丈夫ですか?すいません!」
「いえいえ。こちらこそ不注意でした。すいませ・・・」
俺がぶつかったのはたいそうな色男だった。物腰も柔らかい。俺とはまるで反対のタイプだな、と思って立ち去ろうとするとその男が俺を呼び止めた。
「あ・・・あの、お詫びさせてください!」
「はぁ?」
そいつはなぜか頬を赤らめながら俺をしきりに引っ張っていこうとした
なんなんだこいつは
男のあまりのしつこさに、俺は思った。
何か、おかしい…
俺はカバンからさっきの契約書のコピーを取り出して見直した
そして目を疑った
俺は相当興奮していたらしい
途中から記入欄がひとつずれていた
名前:山田太郎
年齢:31
住所:**市**町
職業:会社員
連絡先1:090********
連絡先2:
性別:(記入なし)
希望の運:男
備考欄:恋愛
予算:200万円
「うあ!いてて・・・。あ、大丈夫ですか?すいません!」
「いえいえ。こちらこそ不注意でした。すいませ・・・」
俺がぶつかったのはたいそうな色男だった。物腰も柔らかい。俺とはまるで反対のタイプだな、と思って立ち去ろうとするとその男が俺を呼び止めた。
「あ・・・あの、お詫びさせてください!」
「はぁ?」
そいつはなぜか頬を赤らめながら俺をしきりに引っ張っていこうとした
なんなんだこいつは
男のあまりのしつこさに、俺は思った。
何か、おかしい…
俺はカバンからさっきの契約書のコピーを取り出して見直した
そして目を疑った
俺は相当興奮していたらしい
途中から記入欄がひとつずれていた
名前:山田太郎
年齢:31
住所:**市**町
職業:会社員
連絡先1:090********
連絡先2:
性別:(記入なし)
希望の運:男
備考欄:恋愛
予算:200万円