身代わり姫
悪魔を呼び出す方陣の隅っこで、王子はがくがく震えていて、オレは慌てて術を唱えて悪魔を押し戻そうとした。
悪魔はひどく怒って暴れ出して、
オレが悪魔を封じる呪文を唱え終わる瞬間、
それよりわずかに早く、悪魔が放った呪いがオレを撃ったのさ。
呪いを受けた勢いで気を失ったオレは、気付いた時には水晶に閉じこめられて、悪魔の手の中にいた。
『ここから出たけりゃ、自分の為の涙を浴びるんだな』
悪魔はそう笑ってオレを高く放り投げ、オレは意識を失ったんだ。
悪魔はひどく怒って暴れ出して、
オレが悪魔を封じる呪文を唱え終わる瞬間、
それよりわずかに早く、悪魔が放った呪いがオレを撃ったのさ。
呪いを受けた勢いで気を失ったオレは、気付いた時には水晶に閉じこめられて、悪魔の手の中にいた。
『ここから出たけりゃ、自分の為の涙を浴びるんだな』
悪魔はそう笑ってオレを高く放り投げ、オレは意識を失ったんだ。