身代わり姫
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静かな湖のほとりのお家で、レオノーラとリュイは、二人でカードゲームをしているところでした。
今日は、グラディス王女の誕生パーティー。
パメラは招待状をもらったので出席していいますが、レオノーラたちはお留守番です。
今日はリュイと二人きりなので、自由に喋ってもいいというお許しをもらっているので、レオノーラはうきうきとした口調で言いました。
「ああ、パーティーってどんなものかしらね、リュイ」
レオノーラは森の向こうにある王宮の、想像もつかない宴の様子を思い描こうとしました。
小さな精霊は、自分の手持ちのカードをじいっと見つめながら、さあね、とどうでもよさそうに言い、目の前のカードの山から一枚抜き、それを見て舌打ちをしました。
「リュイは、パーティーには興味はないの?」
「ないね。甘いお菓子はたくさん用意されてるだろうから、少し食べてみたいとは思うけど」
「まあ、リュイったら食いしんぼうね」
レオノーラも手持ちのカードを見ながら、慎重にカードを一枚引きました。
その時です。外からかたりと音がしました。
「あら、何かしら?」
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静かな湖のほとりのお家で、レオノーラとリュイは、二人でカードゲームをしているところでした。
今日は、グラディス王女の誕生パーティー。
パメラは招待状をもらったので出席していいますが、レオノーラたちはお留守番です。
今日はリュイと二人きりなので、自由に喋ってもいいというお許しをもらっているので、レオノーラはうきうきとした口調で言いました。
「ああ、パーティーってどんなものかしらね、リュイ」
レオノーラは森の向こうにある王宮の、想像もつかない宴の様子を思い描こうとしました。
小さな精霊は、自分の手持ちのカードをじいっと見つめながら、さあね、とどうでもよさそうに言い、目の前のカードの山から一枚抜き、それを見て舌打ちをしました。
「リュイは、パーティーには興味はないの?」
「ないね。甘いお菓子はたくさん用意されてるだろうから、少し食べてみたいとは思うけど」
「まあ、リュイったら食いしんぼうね」
レオノーラも手持ちのカードを見ながら、慎重にカードを一枚引きました。
その時です。外からかたりと音がしました。
「あら、何かしら?」