三日月







「――き…きゃぁあ゛あぁあ゛あぁ!!!!!」

荒井美紅はその場にへたへたと倒れてしまった。
それ…演技なのかしら?

まぁアンタを殺さないといけないのよ、私。
私が平和になればそれでいいの――

そして私は本性を出した。


「―…地獄で後悔しろ、死ね…荒井美紅」

バーン……

鈍い音がなり、銃弾は奴の心臓を貫いた。

「ぁああああ゛あ゛あ!!!!」

落ちる真っ赤な血…
泣き叫ぶ荒井美紅……



違和感がないのは何故なの?

こいつを殺しても気がすまないわ……
まだ殺し続けてやる――

殺せ、

私を傷つけた者を。

アタシヲキズツケタモノヲ――


「アハハッハハ!!!!!!」


蒼い月だけが人を殺した私を見ていた――


一人目のターゲット

戦闘時間3分…
殺人終了時間7時3分、


荒井美紅――死亡。





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