三日月
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次の日、教室へ行くとクラス中が騒いでいた。絶対、荒井美紅のことでしょうね…
私はいつもどうり早々と席につき、支度をした。
「美紅死んだじゃーん、あいつムカついてたんだよね~死んで正解?みたいな」
荒井美紅の友達、福井美里がそう言った。
奴もそう、イジメのグループ。
友達が死ぬと嬉しがる…
女の友情は脆くて本物じゃないのね、結局。
まさに福井美里、あんたも死ぬべき人間よ、私のためにね。
次のターゲットは福井美里に決定。
するとそれを遮るように担任が入ってきた。
「皆さん、落ち着いて聞いてください」
担任は顔を険しくしながら話をはじめた。
「荒井美紅さんが亡くなりました」
そんなも知ってるよ、だって私が殺した場所、学校の中庭だもん。知らないわけないじゃん、バカの担任さん♪
私は口の中で笑いながら先生の話を聞いていた。
ずっと奴等を殺していこう、
ターゲットが尽きるまで――
【END】