ダーリンは下僕
 いつもの結菜にもどった彼女は、僕に問う。
「今日、何の日?」

 僕が答えられずにいると、彼女はすこしムッとして「罪②」と呟いた。

「今日はパーティー開くつもりだったのに、裕也がこうじゃできないよ。」
「パーティー?」
「だって、今日は裕也の誕生日でしょ?」
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