生まれ変わったら
「お前にいいもの見せてやる」


「えー何なに?」

「まだ言わねーよ馬鹿」

意地悪で優しいところも好き

司の全部が好き


「着いたぞ、ほら」

「うわーきれー」

すごくきれいな星だった

見たこともないような

たくさんの星。


「ここすげーだろ」

「うんすごい」


「惚れた?」

いつもいってくる

本当はね、惚れたよ好きだよ
って言いたいんだ
けどまた

「ばあか、惚れませんっ」


「なんだ、お俺は惚れてるよ」

なにがなんだかわかんない
え?惚れたって
私のこと好きってこと?
頭の中整理できない
なに言ってるの?

「冗談とかいやだよー」

「本気だよ。好きだよ
付き合ってほしい」


うれしくて、うれしくて
涙が止まらなかった
泣き顔見られたくなくて
ずっと下ばかり見てた

「やっぱ惚れたんじゃん」


「悪い?だめ?いけない?」

なんか素直になれない私
可愛くないな自分

「悪いなんていってねえだろ」

そういって司は抱きしめてくれた

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