★エスコイ★
やっぱり。
帰り、
今は秋クンと2人きり。
「あ………アタシこっちなんだけど、、、、」
「送ってく。」
「えっっ?!!」
「何??イヤだった?」
「違うよっっ!」
びっくりした。
まさか秋クンがアタシの家まで送ってくれるとは思わなかったし。
緊張する。
だって女の子たちのあこがれの人が今アタシの隣に居るわけだし………実際前まで好きだった人だし。
「お前まさか緊張してんの??」
「なっっしてない!」
秋クンがバカにしながら言ってきた。
「ウソつけ。普通ならお前もっとしゃべるだろ。」
「う……っっ」
ばれてるし、、、
「してんだろ??」
「してないってば!!」
「ふーん……本当の事言わないなら……」
アタシは身の危険を感じた。
秋クンの顔が近いてくる。
「ちょっと!待ってえ、、、してた!緊張してましたっっ!!」
「合格。」
―――ドキ。
アタシはその意地悪く笑った顔にドキドキした。