★エスコイ★



「お前、何するんだよ!」
「ご飯食べてくの!」

「はあ!?」


びっくりしてるし。
当たり前だけど……。


「ただいまっっ!!」

「お帰り加奈!今日は唐揚げ…って……隣の子誰??」

「友達。」


お父さんはこっちを
見たまま固まっている。


おそらく彼氏だと勘違い
しているとみた!


「まあまあ!加奈の友達?!座って!ご飯あるから♪」


「へ?はあ……俺は………」


「早く座って!今日おごってくれたお礼!」


アタシは無理矢理座らせてご飯を用意した。


お母さんはスゴいニコニコしてる。

まあ、予想通り?
だけど……。


お父さんは相変わらず
固まっている。


「さぁ、秋くん?食べて!加奈の彼氏ならお母さん大歓迎よ♪」


「か……彼氏いい……」


お父さんはお母さんの言葉に反応して、もう失神してんじゃねーの??


「秋くん、彼氏なんかじゃないから……。」


「え??違うの?」

お母さんが聞いてきた。


「当たり前じゃん。秋くんと付き合ったら女の子たちに殺されるよ。」


お母さんは残念そうな顔をした。


お父さんは……

それどころじゃねえ(´`)

「残念だわ。とにかく食べて♪」


「い…いただきます…」



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