★エスコイ★
――な…
「加奈〜!」
――バチンッッ!!
「ッッ痛いーー!」
ほっぺがヒリヒリ…
起きると目の前には茜が居た。
「茜ー…。痛いじゃん!」
「起きないアンタが悪い!」
「茜のバカ〜!」
「だって何回呼んでも起きないから…しかも電話してって言ったじゃん!」
「あ…ごめん…。」
そうだった。
終わったら茜に電話
する事になってたんだ!
疲れて忘れてたっっ!
「別にいいけど……あ!肝試しのペア決めるから集まれだってー!」
「マジでか…」
「うん!ほら行くよ!」
あたしは茜に腕を引っ張られながらついていった。