★エスコイ★
こうなったのは俺のせいだ。
宮坂――――。
俺最悪だな。
何処にいるんだ??
宮坂とペアになれてすごく嬉しくてすごく緊張して……
なのに……!
「ちょっ!河野?!お前どこ行くんだよ?!」
俺は気付いたら走り出していた。
「待てって!!あっっ!秋も!!」
スタート地点から宮坂と歩いた道を探す。
暗くて全然分からない。
懐中電灯もないから。
アイツはそれで一人でいるんだ。
宮坂に何かあったら俺は……!
走るスピードをはやめた。