やきもち王子


「よ、よろしくね…」

「うん!」


さすがは完璧王子。
わたしがあんな嫌な態度を見せたのに、気持ちのいい爽やかな笑顔をみせてくれた。


少しでも王子と一緒にいたくないなんて思ったことに胸が痛んだ。


ごめんなさい 中村くん。

心の中で謝ったわたしに中村くんはニッコリと微笑んでくれた。


ほんと、爽やかだなぁ…





その後ゆっくり話しでもしようということになり、4人で近くのファミレスに入った。


「美和ー!
何頼む??俺、おごる!」

「え、ほんと!?
わーい 何たのもっかなぁ…」


なんかもうすでにすっかり
二人の世界じゃん。


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