やきもち王子
「よ、よろしくね…」
「うん!」
さすがは完璧王子。
わたしがあんな嫌な態度を見せたのに、気持ちのいい爽やかな笑顔をみせてくれた。
少しでも王子と一緒にいたくないなんて思ったことに胸が痛んだ。
ごめんなさい 中村くん。
心の中で謝ったわたしに中村くんはニッコリと微笑んでくれた。
ほんと、爽やかだなぁ…
◇
その後ゆっくり話しでもしようということになり、4人で近くのファミレスに入った。
「美和ー!
何頼む??俺、おごる!」
「え、ほんと!?
わーい 何たのもっかなぁ…」
なんかもうすでにすっかり
二人の世界じゃん。