やきもち王子



「はる


俺の名前、呼んで?」





中村くん はる って……



これだけのことで
わたしの心臓は破裂してまいそう。








「しゅう、ご?」

「もっと」

「秀…吾、秀吾!」






「……可愛いすぎ」







中村くん、

秀吾はわたしを優しく抱きしめた。



真っ赤になってる顔を見られないよう
うつむいて顔を隠した。









「あいつと仲いいの?」

「え?あ、まぁ…普通だよ?」

「………でもはる


楽しそうだった。



笑ってたし。」





秀吾の顔をみると、
わたしと同じくらい頬を赤くして
ふくらましていた。

可愛いなぁ…笑



笑ってたのは多分
秀吾の話ししてた時だろうな…


恥ずかしいから言わないけど!!





< 47 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop