やきもち王子





…恥ずかしくてしねるってこういうこと
なんですね。





きえたい。

恥ずかしすぎる……!




だって


秀も

先生も


男の子も


女の子も





みんなわたしを見てる;;






恥ずかしすぎすぎる。

顔からどころか全身から火がでそう。





「これで大丈夫だね。」



秀……


やきもち焼きなあなたも

もちろん大好きだけど



お願いだから……

お願いだから!





恥ずかしいことはしないで!!!


しかしわたしは何も言えず
立ちつくすだけでした………







そしてその後、そしてわたし達
(正しくはわたしだけ)はみんなの
からかいと好奇心の対象となって
しまったのですが、

まぁおかげで親衛隊の
ちょっとした嫌がらせもなくなり、
(秀は女の子にも容赦ないので)
(暴力はふるわないけと;)

男の子はわたしに必要最低限しか
関わろうとしないようになったのです。
(秀は男の子にはもっと容赦ないので)




こうして完璧王子は

やきもち王子

と呼ばれるになったのでした。





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