やきもち王子
…恥ずかしくてしねるってこういうこと
なんですね。
きえたい。
恥ずかしすぎる……!
だって
秀も
先生も
男の子も
女の子も
みんなわたしを見てる;;
恥ずかしすぎすぎる。
顔からどころか全身から火がでそう。
「これで大丈夫だね。」
秀……
やきもち焼きなあなたも
もちろん大好きだけど
お願いだから……
お願いだから!
恥ずかしいことはしないで!!!
しかしわたしは何も言えず
立ちつくすだけでした………
◇
そしてその後、そしてわたし達
(正しくはわたしだけ)はみんなの
からかいと好奇心の対象となって
しまったのですが、
まぁおかげで親衛隊の
ちょっとした嫌がらせもなくなり、
(秀は女の子にも容赦ないので)
(暴力はふるわないけと;)
男の子はわたしに必要最低限しか
関わろうとしないようになったのです。
(秀は男の子にはもっと容赦ないので)
こうして完璧王子は
やきもち王子
と呼ばれるになったのでした。